米国の国民的歌手、アンディ・ウィリアムス(右)とジュリー・アンドリュースのデュエット

 米国の国民的歌手、アンディ・ウィリアムスが司会を務めた往年の歌謡番組「アンディ・ウィリアムス ショー」が、3月7日から、国内では40年ぶりに放送される。シニア向けCS局「チャンネル銀河」のプログラム。若き日の名歌手たちが続々とゲスト出演し、懐かしさを覚える人も多そうだ。

 同番組は米NBCで1962〜71年、日本ではNHKで1966〜69(昭和41〜44)年に放送された。サミー・デイビス・ジュニアやジュリー・アンドリュース、サイモン&ガーファンクルといった世界的ミュージシャンが、司会のアンディとデュエット、ダンス、時には物まねも。

 案内人のグッチ裕三は「本物のスターたちの一番あぶらの乗った、力のある時期が見られる。なぜこの人たちがあんなに有名だったのか、よく分かります」と魅力を語る。

 桐山京子編成部長は「長期間、倉庫にしまわれていたテープなのに、現代のものと勘違いされそうなほど鮮明な映像で驚きました」。凝ったつくりも注目で、「突然、画面を白黒反転させたり、サイケデリックな演出をしてみたりと、制作者も楽しんでいる様子が伝わってきます」。

 放送は7月11日までの毎週土曜午後1時。(田辺裕晶)