10
製作年度 1979
日本公開 1979
監 督 Blake Edwards
キャスト Julie Andrews
Dudley Moore
製 作 Blake Edwards
     
原 題 10
邦 題 テン
役 名 Samantha Taylor
帽子 背中
白い服
ジュリーとブレークのコンビがハリウッドへ復帰を果たしたコメディの傑作。

10点満点美女を求めてさまよう40男とその恋人(ジュリー)が見せる駆け引き。
電話、望遠鏡、車、などの小道具を随所に使ったブレークのコメディ演出が冴える。

ボーデレクのハダカが話題になった映画だけれど、その実、『本当はジュリーが一番♪』というオチに
至る過程を、ドタバタ部分はダドリームーアに任せて、ジュリーは落ち着いた大人の雰囲気で70年代
の働く女性を軽快に演じている。

オペラ歌手の役柄で、一瞬ではあるがアリアを歌うシーンが挿入されてジュリーファンを喜ばせる仕掛
もブレークならでは。

ラスト近くではなんとなく「MFL」を思わせる演出でホロリとさせられる。
けれども、そこで終わらせずにもうヒトヒネリ付けるところがブレークらしい。


ジュリーは「10」ではなくて、「11」点だよ、とブレークが呟いているようである。
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