DARLING LILI
製作年度 |
1969 |
日本公開 |
1969 |
監 督 |
Brake Edwards |
キャスト |
Julie Andrews |
Rock Hudson |
製 作 |
Brake edwards |
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原 題 |
Darling LILI |
邦 題 |
暁の出撃 |
役 名 |
Lili Smith(リリースミス) |
帽子 |
長い髪の
ジュリー |
子供 |
車 |
鞄 |
花 |
傘 |
馬 |
足 |
舟遊び |
階段 |
白いドレス |
ジュリーとブレークのコンビ第1作。
ジュリーのお砂糖のように甘いイメージをひっくり返そうと軍人を色仕掛けで落とす女スパイの役。
ブレークとしては考え抜いて脚本を書いた(ハズ)。
結果は・・・・・・
映画会社(パラマウント)からの圧力(?)でなんとも中途半端な映画になってしまった・・・・
ミュージカル?戦争映画?ロマンティックコメディ?
どれも違う・・・・
ジュリーは可愛さは出せたけれど(原題がDarlingLILIだからいいんだけれど)色気がチョット不足した。
誰だったか、公開時に書いていたコメント、
『ジュリーの目が可愛すぎる。もうちょっと、化粧を変えれば色気が出たのに』
まったくその通りで、色仕掛けで迫る女スパイにしては化粧の仕方を間違えたとしか言い様がない。
後に「V/V」で見せたほどのイロ気が出せていれば・・・・・・
あるいは、相手がロックハドスンではなく、ジェームスガーナーだったら違っていたかも・・・・・・
とにもかくにも、「STAR!」とともにジュリーにとっては興業面での大失敗作となり、しばらくハリウッド
から遠ざかる原因になった作品であった。
クリップ集掲載頁
この映画での共演者のロックハドスンは、自伝「ROCK」でジュリーと共演した時のクダリをサラリと
次のように書いている。
『ジュリーが「この映画の主役はワタシよ」と言ったから「ようこそ主役クラブへ」と答えておいた』
「MP」や「SOM」でハリウッドの超新星としてもてはやされていた頃、「映画の友」でのロックの
インタビュー記事に(その頃はロックもまだ人気俳優の一人ではあった)
『好きな女優はジュリーアンドリュース』としっかりコメントしていたのに・・・・・・
映画が失敗してジュリーが戦犯のように扱われだすとこんな応対をするものか、と改めてロックが
嫌いになったものである。