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CIN CIN
今回のお相手はマルチェロマストロヤンニ。
往年の二枚目も寄る年波には勝てず、この時はもうお爺ちゃん。。
ジュリーの役はイギリス人でパリの開業医の妻パメラ。
マストロヤンニは最近若い妻と結婚してバラ色の生活を送るイタリア人の建築技師。
ところが、その若い妻は、ジュリーのダンナに手術をされた縁で恋仲に・・・・・で、二人で同棲。
妻を取り戻したいイタリア男はジュリーに相談を・・・・
何事にも慎重でお堅いイギリス女性と、食べる事と恋愛がイノチのイタリア男のそれぞれの連れ合いを巡っての
恋の駆け引き。
相談を持ちかけたイタリア男はお堅いジュリーに逆に惹かれて二人で旅行などにでかけたりして。
でも、最後の一線は越えられないジュリー。
二人のイメージが役のキャラクターとピタリと重なって、まさに配役の妙。
いつものマンシーニ節とは違う音楽がホンワカと物語を包み込む。
オープニングでエッフェル塔を窓越しに眺めながら呆然とするジュリーは黒っぽい衣装でなんだかやつれて見える。
ダンナが浮気をして出て行ったのだから当然か。
それが、陽気でノー天気なイタリア男に感化されて徐々に気持ちが明るくなっていく過程で、ジュリーの服装も
明るい色が多くなっていく。
最後は意外な展開で終わるけれど、思わずニヤリとさせられて後味はすこぶるヨロシイ。
ゆったりと時間を過ごしたい時に見るには最適の一本である。
製作年度 |
1992 |
日本公開 |
1993 |
監 督 |
Gene Saks |
キャスト |
Julie Andrews |
Marcello Mastroianni |
原 題 |
CIN CIN、A Fine Romance(UA) |
邦 題 |
アフタヌーンティはベッドで |
役 名 |
Pamela Piquet |