Duet for One
製作年度 |
1980 |
日本公開 |
− |
監 督 |
Walter Bernstein |
キャスト |
Julie Andrews |
Max Fon Sidoe |
原 題 |
Duet for One |
邦 題 |
ヂュエットフォーワン(ビデオ発売) |
役 名 |
Amanda |
クリップ集掲載頁
ジュリーが難病になる役に挑んだ、舞台劇の映画化作品。
ジュリーは高名なバイオリニスト役。
数々の受賞暦を持つ名手で、教え子役のルパートエヴェレットと初共演。
これ以来ルパートはジュリーの愛人に・・・(ウソ)
部屋に飾られた受賞式写真の多くは「ダーリングリリー」などのジュリーの過去の本物写真。
うまくトリミングしてあり、中にはブレークとのツーショットも。
お相手はアランベーツと、「ハワイ」以来のマックスフォンシドー。
重厚なキャスティングと悲惨な話しなのにそれほど深刻にならないのはジュリー自身のキャラクターのせいか。
コンサート会場で指が動かなくなってバイオリンを弾けなくなったり、夜、洗面所で突然立てなくなってズルズル
と沈み込むクダリは、かなりの熱演。
さらに、アランベーツとのベッドシーンでは、暗いし薄いガウンを着ているからはっきりとはしないものの、ノーブラ
でモロ見えの大熱演。
と、「ご清潔」なジュリーからはイメージできないほどの体当たり演技の連続。
ゴールデングローブのストレート部門の主演女優賞にノミネートされたのも納得の一本である。
おなじくバイオリニストを題材にした作品に、メリルストリープの「ミュージックオブハート」があるが、
こちらは子供達を音楽で幸せにするオハナシ。
メリルがやるとなんだか怖い先生になる。
ジュリーが演じていたらと、思わせる役柄である。
一般のイメージからは「DFO」がメリルで、「MOH」がジュリーの役柄であるが、時のめぐり合わせか、
なんとも皮肉な配役である。