ジュリーとブレークのハリウッドへの挑戦映画。

「１０」と「ピンクパンサー」のヒットで調子を取り戻したブレークエドワーズが、「Ｄａｒｌｉｎｇ　ＬＩＬＩ」を自分
の思うように作らせてくれなかったというハリウッドの製作体制を、ジュリーを使って鋭く皮肉った作品。
・・・・のハズではあったが、それほどの鋭さは。。。。。。。。

ジュリーが胸をあらわにしたという事で、ニュースが世界中に配信されたほどのインパクトがあったの
にも関わらず、興業面ではたいしたことはなかった。
日本でも試写はおこなわれたものの、公開はされなかった。

この映画ではジュリーは「清く美しく」という自分のイメージそのままのキャラクターを演じている。
「ピーターパン」でアカデミー賞を取ったこともあるミュージカル女優という設定である。
ミュージカル女優と言う役柄から歌うシーンも何箇所かあり、出演シーンはそれほど多くはないけれど
随所で輝くような美しさをみせている。

特にラストシーンの葬式で歌う歌はジュリーの澄んだ歌声とともにこの映画に余韻を与えている。

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