STAR!
製作年度 |
1969 |
日本公開 |
1969 |
監 督 |
Robert Wise |
キャスト |
Julie Andrews |
Richard Crenna |
製 作 |
Robert Wise |
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原 題 |
STAR! |
邦 題 |
スター! |
役 名 |
Gertrude Lawrence |
帽子 |
長い髪の
ジュリー |
子供 |
鏡 |
鞄 |
花 |
犬 |
馬 |
足 |
舟遊び |
階段 |
白いドレス |
ジュリーの問題作。
「SOM」の成功に味をしめたフォックスがジュリーとワイズで取り上げたオリジナルミュージカル。
ジュリーは自分とは全く違うヒロインを演じ、歌い、踊って最高のパフォーマンスを見せた。
けれども、ワイズの演出はあまりに正攻法過ぎてミュージカルとしての軽さ、華やかさ、高揚感に
欠けてしまった。
同時期にバーブラ主演・ワイラー監督の「ファニーガール」が製作され、公開前にはこの2本の伝記
ミュージカルが比較されて大いに盛り上がった。
が、結果は・・・・・・
「ファニーガール」が舞台ミュージカルをベースにして華やかに軽やかにコメディタッチで見せたのに
対して、「スター!」はあくまでもミュージカル女優の伝記映画として重厚なタッチで描いてしまった。
時折見せるジュリーのコメディ演技が浮付いて見えた。
ミュージカルシーンでは『踊れるジュリー』と『踊れないバーブラ』の差から圧倒的に「スター!」が
上であったにもかかわらず、全体的なまとまりという点で「ファニーガール」が上回っていた。
ゴールデングローブでは共に主演女優賞にノミネートされたものの、結局バーブラが受賞。
アカデミー賞では技術面などのノミネートを10部門でうけたが、ジュリーは無視されてしまった。
そんな不幸な「STAR!」であったが、製作25周年には「LostMusical」として再評価され、ジュリー
も記念式典では感激の様子であった。
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