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The Tamalind Seed
見つめる 白い服
製作年度 1974
日本公開 1975
監 督 Blake Edwards
キャスト Julie Andrews
Omar Sharif
原 題 The Tamarind Seed
邦 題 夕映え
役 名 Judith Farrow

ジュリーとブレークのコンビ2作目。
相手役はオマーシャリフで、この当時エキゾチックな風貌が人気で大女優達と数多く共演していた。

ジュリーの役はイギリスの未亡人。
外務省に勤めるキャリアウーマンだが、夫の自動車事故にトラウマを持っている。
ジュリーとしては「引き裂かれたカーテン」に続くスパイ映画である。

休暇先のバルバドスで親しくなったシャリフはソ連(当時)の重要人物。
休暇から帰ったジュリーはシャリフとの付き合いから外務省から逆スパイの疑いが・・・・

というような内容だが、ストーリーが複雑でビクマリには1度見ただけでは理解不能。
場所がイギリス、フランス、バルバドス、カナダとアチコチに飛ぶ上に、イギリス高官の夫婦関係
まで絡んでくるからナニがナンだか・・・・・


そんななかで、ジュリーはサンローラン提供という衣装を着用して、トラウマに悩みつつ新しい恋人との
出会いに胸ときめかせながら、イギリスの諜報機関とともに動くというかなり複雑な役柄を、憂い顔を
浮かべながら演じている。

ビキニを披露したり、シャワーシーンもあったりと、ジュリーとしては結構頑張ってはいる。


ストーリーは、終盤近くかなり大掛かりなアクションシーンが盛り込まれて、ジュリーの身にも危険が迫る
けれども、ブレークエドワーズの映画らしく、最後はハッピーエンドで終わり、ラストシーンのカナダの山並み
がオーストリアアルプスを思わせて、「なんとなく良かったな」とまずまずの気持ちにさせられる。



が、ストーリーはやっぱり複雑でよくわからない、というのがホンネであった。